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薬を飲む女性

ネキシウムの特徴と注意点

ネキシウムは逆流性食道炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの胃酸過多が原因で起こる病気の治療薬として使われています。
これらの病気は強い酸性の液体である胃酸が過剰に分泌されて、食道や胃、十二指腸が傷つくことで起こるもののため、胃酸の分泌を抑えるネキシウムが処方されます。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの原因となるともされるピロリ菌を殺菌する際にも抗生物質の効果を高くするために使用されています。
ネキシウムは効果が高いのが特徴で、逆流性胃腸炎や胃潰瘍などの第一選択薬として使用されているのですが、効果が高すぎるため長期間での服用ができません。
6~8週間程度処方されたら、別の薬に切り替えることになります。

ネキシウムを服用するときの注意点としては他の薬との飲み合わせです。
抗エイズウイルス薬と一緒に服用するとその作用を弱めてしまうため、抗エイズウイルス薬を優先して服用しなければなりません。
またジギタリス系の強心薬や免疫抑制剤、抗血栓薬、抗てんかん薬など多くの薬で血中濃度をあげて作用を強める恐れがあったり、逆に抗真菌薬、抗悪性腫瘍薬の一部に血中濃度を下げて作用を弱めてしまう働きがあります。
他にも多くの薬がその作用を上げたり下げたりしてしまうため、現在服用している薬を医師に告げてから処方を受けるようにする必要があります。

また、セントジョーンズワートを含んだサプリメントなどもネキシウムの働きを弱めてしまう作用があるため、一緒に服用することはやめるようにします。
副作用はあまりないと言われていますが、頭痛やめまい、軟便、下痢などが起こったり、人によっては肝機能の数値に異常が現れたりすることがあります。
普段と違うことがあれば医師に相談するようにしましょう。

ネキシウムはピロリ菌除菌も可能

ネキシウムはピネキシウム胃酸の分泌を抑制することにより、主に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の治療に用いられる薬ですが、ピロリ菌の除菌にも用いられます。
ただし、ピロリ菌の除菌の補助にも用いられる、というのがより正確な言い方です。
さて、この話をするには当然ながらピロリ菌について説明しないといけません。
ピロリ菌とは、ヘリコバクター・ピロリと呼ばれる細菌の略称です。
この菌は、胃に住みついています。

胃内は、普通の細菌は生きていけないような環境で、何故なら胃内には胃酸が分泌されており、強酸性下にあるからです。
なのにどうしてピロリ菌が生きていけるかというと、強酸を中和するための物質を放出しているからなのです。
このようにしぶとく胃内で生息しているピロリ菌ですが、もちろん何も悪さをせずにただそこにじっと留まっているわけではありません。
むしろ胃潰瘍や十二指腸潰瘍、さらには胃がんの原因にもなっていることが分かってきています。
そのため、これを取り除こうというのが、ピロリ菌の除菌ということになります。
取り除くといっても別に物理的につまみ出すわけではもちろんなく、化学的、生物学的に殺菌するのです。

冒頭、ネキシウムは、正確にはその補助に用いられると書きました。
というのも、別にネキシウムにはピロリ菌を殺す働きなど微塵もありません。
ネキシウムは単に胃酸の分泌を抑制するだけで、除菌の主役はあくまで抗生物質です。
一例として、アモキシシリンやクラリスロマイシンと呼ばれる抗生物質を、ネキシウムと一緒に服用することになります。
ただ、これらの抗生物質は、通常の胃内の強酸性下では効果を発揮しにくいという特徴を持っています。
そのため、ネキシウムで胃酸を抑制して、胃内を強酸性から少し中性に近づけている間に、抗生物質が片っ端からピロリ菌をやっつけていくという構図になっているのです。

ネキシウム錠剤とカプセルの違い

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、または十二指腸潰瘍の再発抑制、早期胃がんに対する内視鏡的治療後胃、吻合部潰瘍、逆流性食道炎などの幅広い胃腸障害全般の治療薬として支持されているのが「ネキシウム」です。
ネキシウムは「エソメプラゾール」という主成分を配合していることで胃酸を分泌してしまう「プロトンポンプ」と呼ばれる働きを抑制する効果があります。
プロトンポンプ阻害薬として用いられ、特に胃腸障害の患者様の治癒率を例に挙げてみると87%以上という高い水準で効果が表れている優れた特徴を持っています。

同じ効果で用いられている従来薬の「オメプラゾール」もりますが、ネキシウムの方が有効成分が長く体内に残ることから「作用時間も長く」効果が持続します。
「副作用も少ない」ことから近年では胃腸障害の治療薬としている患者様の中でもオメプラゾールからエソメプラゾールへ切り替える患者様が少なくないというのもネキシウムの安全性と信頼性をうかがえます。

このようなプロトンポンプ阻害薬は一般的に錠剤の製品が多いことから、必然的にネキシウムはカプセル剤での処方になります。
ネキシウム錠剤とカプセルの違いはあるのかという点から見ると、効果の違いがない上に効果の安定化や安全性を考慮すると一般的に処方されているカプセル剤での服用がよいでしょう。

どうしてもカプセルが飲みこめない、または胃腸障害が重症化した患者様によっては粉末ではないといけない条件になってしまった場合はカプセルから外して飲むことが可能です。
しかし、その場合は粉末での服用になり飲み方の手順や注意点もあるのでしっかりと医師への相談のもと、適切な服用を守ることが必要になってきます。

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